ぎっくり腰は急激な腰の痛みが突然現れる症状で、正式には「急性腰痛症」と呼ばれます。
日常生活の中での動作や無理な姿勢により腰の筋肉や靭帯が損傷し強い痛みが発生します。
ぎっくり腰の原因は以下のような要因により引き起こされます。
・屈まずに重いものを持ち上げた際
・急に捻ったり、屈んだりする動作
・長時間同じ姿勢でいた後の動作
・筋肉疲労の蓄積
・筋肉が硬くなっている(ストレッチ不足)
・運動不足や姿勢の悪さ
■主な症状
・激しい痛みが突然発生し、身動きが取れなくなったり動かしにくくなる
・痛みが強く姿勢を変えるだけでつらい、長い時間歩いたり座ったりできない
・痛みは数日から数週間で徐々に和らぐが再発することがある
■対処法
・横向きになり軽く膝を曲げて安静にする
・最初の数日は無理に動かさずに安静にする
・ぎっくり腰患部の炎症を抑えるためにアイシングを15分程度行う(アイスノンや保冷材はNG)
・腰に負担をかけない姿勢で過ごす(ぎっくり腰は最初にお伝えした軽く膝を曲げて横向きになる姿勢が非常に有効なので痛みが強いときは横になるようにしてください)
■予防
・適度な運動やストレッチ、トレーニングを行い腰回りの筋肉を強化するようにしましょう
・日常的に正しい姿勢を保ち無理な姿勢を避ける
・重いものを持ち上げるときは腰を曲げるのではなく膝を曲げてしゃがんでから持ち上げるように意識する
・ぎっくり腰になりそうな雰囲気(腰の違和感や継続した痛みやツッパリ感)になったときは早めに接骨院で お体のケアを行いましょう
・痛みが長引く場合は整形外科への受診をしましょう
ぎっくり腰は誰にでも起こり得るものですが、適切なケアを早期に行うことで症状の進行や発症を食い止めることも可能です。腰の違和感や痛みがあるときは早めにご相談ください。